〈歌集より〉
夫も子も居ぬ日曜日行き先を誰にも告げずひまわりの旅
「太陽」の習字が並ぶ教室に冬のひかりが満ちてくる朝
緑陰のベンチこもごも暑き日に淋しき人が座っては去る
声に乗る昔話の一条のひかりよ届け子らの瞳に
「ひまわりの花のようにいつもお日さまの光に向かって顔を上げていたい」(あとがき)と、子供達に“昔ばなし”を語る活動と歌の道を人生の希望とする著者の第二歌集。
2019.9.26刊
上製四六判/232頁
定価2,200円(本体2,000円)
ISBN978-4-86272-630-9
C0092 ¥2000E