増刷のたびに売り切れる噂の私家版歌集が、発売から約3年の時を経て
次作『満ちる腕』とともに短歌研究社より新装版が同時発売!
「わたし」を巡る60首。歌人・伊藤紺、最初の短歌集。
【歌集より】
ひさしぶりに会うたびきみは生きていて新鮮さに泣きそうになる
楽しいだけとかってたぶんもうなくて楽しいたびにすこしせつない
フラれた日よくわからなくて無印で箱とか買って帰って泣いた
前髪にかけてきた気が遠くなるほどの時間の一部にあなた
ブックデザイン=脇田あすか
【著者プロフィール】
伊藤紺(いとう・こん)
歌人。2019 年『肌に流れる透明な気持ち』、2020 年『満ちる腕』を私家版で刊行する。2022 年両作を短歌研究社より同時刊行。その他の作品にミニ歌集『hologram』(CPCenter)、Kaho Iwaya(opnner)との共作『すごく近い』がある。
2022.8.30刊
B6判変型並製(110 x182?)/80頁
ISBN 978-4-86272-721-3