ジャーナリスト与謝野晶子  松村由利子著   

   第21回 日本歌人クラブ評論賞受賞!

「最上の職業、それは新聞記者。」
            ──与謝野晶子

時代と社会への鋭利な視線。それは21世紀的なものだった。
「恋愛歌人」というお仕着せを剝がし、
民主主義を希求し続けた姿に迫る本格ノンフィクション!

『みだれ髪』の鮮烈なデビューから120年。
新しい女性の時代を予見し体現した、
与謝野晶子の言論人生を明らかにする。


【目次より】
第1章 新聞と晶子/第2章 表現の自由を求めて/第3章 社会事象を追う
第4章 嵐の時代に/第5章 憧れのパリへ/第6章 女性記者へのまなざし
第7章 大正デモクラシーの中で/第8章 労働の本質/第9章 学び続ける人生
第10章 カルピスと百選会/第11章 メディアの世界に生きて


【著者プロフィール】
松村由利子(まつむら・ゆりこ)
歌人、フリーライター。
1960年、福岡市生まれ。
朝日新聞、毎日新聞記者を経て、2006年よりフリーランスとなる。
2010年春より沖縄・石垣島に住む。

1990年「かりん」入会。馬場あき子に師事。
1994年、「白木蓮の卵」で第37回短歌研究新人賞受賞。
1998年、第一歌集『薄荷色の朝に』を出版。
2005年出版の第二歌集『鳥女』が第7回現代短歌新人賞を受賞。
新聞記者として生きる社会的感覚と子を思う母の気持ちをもとにした作品。
2009年、『遠き鯨影』で第45回短歌研究賞受賞。[4]『与謝野晶子』で第5回平塚らいてう賞受賞。[5]
2010年、『31文字のなかの科学』で科学ジャーナリスト賞受賞。[6]
2011年、第三歌集『大女伝説』で第7回葛原妙子賞受賞。
2013年、キャサリン・スティンソンや日本人の女性飛行士らの伝記『お嬢さん、空を飛ぶ-草創期の飛行機を巡る物語』(NTT出版)を出版。
2018年、NHK短歌選者。
2020年、第五歌集『光のアラベスク』で第24回若山牧水賞受賞


装幀=岡 孝治


2022.9.14刊
四六判並製/332頁
ISBN 978-4-86272-720-6
販売価格 2,500円(税込2,750円)

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