さらさらと永久(とは)  山科真白歌集

一連から期待される物語の先を聴きたくなってしまう。
そのように、読者が想像逞しくする。それが彼女の魔法なのだ。
 ──塚本?史




『鏡像』に続く第二歌集!





【歌集より】

せつなからこぼれた雪のやうにほら、とても綺麗で儚くて 今

身を捩るほどに笑つてあああなたわたしの味方 蓮花をあげる

またひとつ知らないドアを開けてゐる「とびきり」なんて言葉を使ひ

高らかに何を歌はむ奇蹟とふ神の吐息が美しすぎて




装幀:間村俊一




【著者プロフィール】
山科真白(やましな・ましろ)
兵庫県歌人クラブ新人賞受賞(2004 年)
第3回玲瓏賞受賞(2022 年)
「玲瓏」編集委員、「短歌人」同人
小説は故・眉村卓、現在は?本?史に師事
筆名 常藤咲(ときとうさき)




2023.11.4刊
四六判変型・上製/192頁
ISBN 978-4-86272-743-5
販売価格 2,400円(税込2,640円)

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