実社会、その潮流、時代の特徴、表層部分の現実。
その四つの章立てが、社会と私自身の〈リアル〉を映し出す。

短歌の言葉を駆使して、さらに言葉の先にあるものを希求する。第五歌集。


歌集より

大空にある付加価値の思い出に28階のバベルの塔

考える、ペン・メモ・用紙動き出す、あきらめていた和平のことも

夢番地日々夢夢洲巻尺を巻き取るように万博終わる

寛容と理解に明日がある午前零時発動タックスヘブン





2025.10.16刊
ポトナム叢書
四六判／104頁
ISBN978-4-86272-819-7